博物館講座「プロジェクトO」は外来植物オオハンゴンソウ(O)の拡大をおさえる取り組みです。毎年6月は開拓以前の湿地林の自然環境が残る鳥沼公園で「抜き取り」作業を第1回として行っています。
【6/10 サンエー会協力事業】 今年もまずは6月10日にサンエー会メンバー21人の会員に協力いただき抜き取りを行いました。
(左はオオハンゴンソウ、右はヤナギトラノオ)
これまで13年間の活動のおかげで丈も根茎も小ぶりになってきています。スコップより手鍬のようなものの方が作業しやすいかもしれないと感じるほどです。
サンエー会の皆さん、お仕事の時間をさいていただきありがとうございました。
【6/18 一般の方対象の博物館講座】 次に6月18日には一般の方を募集しての同事業を実施しました。
講師の斎藤和範さん(札幌大学博物館学講師)の実演を見て、抜き取りにかかります。先週の作業の成果もあるので30分ほどで切り上げ、その後は昨年植樹したハンノキ稚樹の周りの草刈りをしました。
このハンノキは昨年大径木のハンノキが倒れ、大きな裸地が生じてしまっていたことから植樹したものです(
ハンノキを植樹した2021年秋の講座の様子)。
(右の標本はは国内外来種アズマヒキガエル)※毎年サンエー会共催で実施していますが。今年は日程調整により、サンエー会共催事業を6月10日、一般の方対象の事業を6月18日に実施しました。
第2回の活動(博物館単独事業)は花の摘み取りとオオハンゴンソウ(ほか)を用いた草木染めで、8月27日(土)に実施予定です。ご参加お待ちしています。
※昨年のプロジェクト「O」花摘み&草木染め のようす