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    博物館講座 : 10/16(土) プロジェクト「O(オオハンゴンソウ)」〜花摘みと草木染め & 植樹〜
    投稿日時: 2021-10-22 10:00:00 (269 ヒット)

    博物館講座「プロジェクト「O」」は鳥沼公園で分布を広げ、自然景観を変えつつある外来植物オオハンゴンソウを減らし、今ある自然を守る取り組みです。

    今回は内容を一部変更し、オオハンゴンソウの摘み取り自体は行わず、繁茂状況を視察した後、ハンノキの植樹を行いました。これは、10月の初めに公園内の「ハンノキの林」で大径木のハンノキが倒れ、大きな裸地が生じてしまっていたことから急きょ計画したもので、このハンノキの実生は富良野の自然に親しむ会の協力で、昨年秋に公園内で採集したハンノキの種を育てたものです。

     
    実際に実生を育てた同会の木村徳志さん(東大演習林技術職員)の指導で裸地に60本あまりの実生を植えました。

     


    同会の井口さん(副会長・東大演習林技術職員)からは富良野盆地においてハンノキの林が希少な存在となっていること(元は盆地一帯に広がっていたが、現在2か所(推定)しか残っていない)や、植樹に至る経緯(乾燥化などでかなり衰えて、林床のミズバショウの占める面積が減り、ヘイケボタルもごくわずかしか見られなくなってきていることなど)を説明しました。また、倒れた木の年輪を数えると生えたのは開拓がはじまって間もない約120年ほど前にさかのぼることも教えてくれました。

     

     

     
    作業後、同会の永盛さん(会長)からハンノキに植えつけられたミドリシジミの卵を見せてもらいました。

    その後、室内でオオハンゴンソウを材料にした草木染をしました。日頃あまり草木染めに使われないオオハンゴンソウなので、講師の小林静子さんはかなり試行錯誤をしてよい色が出るよう工夫して講座に臨んでくれました。

     
    参加者は濃い色の鉄媒染、明るい色のミョウバン媒染を選んで染めました。

     

    思うように染まらない場面もありましたが、そのときはオオアワダチソウでの染めを行いました。オオハンゴンソウ同様に外来種であるオオアワダチソウは草木染めにとても適した植物で、出来上がりは明るい黄色によく染まっていました。

     

    本来は8月26日に行い、花をつみ取ってオオハンゴンソウの繁殖力をそぐ活動を行う予定でしたが、コロナ禍に伴う緊急事態宣言が発令されたため予定していた延期せざるを得ませんでした。やむなくこの日は職員による摘み取りのみを行い、講座は延期することにしましたが、1か月半以上が経ったたため、多くの花は結実して散り、作業に適した時期は過ぎてしまいました。来年度は本来の活動である花摘みと草木染めを合わせて行い、本来の形に戻りたいものです。

     
    今回の講座は、急きょ植樹もテーマに組み込んで活動しました。植樹した木々は順調に成長するとは限らず、ネズミにかじられたりやササなどの下生えに被陰されるなどの困難が待ち構えていますので、管理作業も必要ですが、段取りが整えば博物館の講座をからめて行っていきたいと考えています。ご興味のある方はどうぞご参加ください。

    ※特定外来生物を扱うため、講座の実施にあたっては環境省に確認していただいています。


     
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