富良野市博物館
富良野ゆかりの洋画家・盛本学史が描いた連作・大作絵画を中心とし、長さ15m超の作品「山部人間のウタ」、21点で構成される「21頭のケケッロ」、ポスターに使用した「海の花」の2連作などを展示します。ぜひご高覧ください。★会期:平成29年11月11日(土)〜平成30年3月4日(日)9:00から17:00 *休館日:毎週月曜日、平成29年12月31日〜平成30年1月5日★会場:富良野市生涯学習センター2階展示ホール★観覧:無料
道北地域ゆかりの文学者・小熊秀雄、小田観蛍、三浦綾子らの詩人・作家とその作品を紹介する道北地区博物館等連絡協議会主催のミニ巡回展です。富良野会場では、歌人・小田観蛍を中心にご紹介します。★日時:平成29年11月11日(土)〜12月17日(日) 9:00〜17:00★会場:富良野市生涯学習センター1階ロビー★観覧:無料★主催:道北地区博物館等連絡協議会、富良野市博物館
第14・15号では夏休み明けに実施した山部小学校5年生、麓郷小学校5・6年生・布礼別小学校76年生、樹海小学校3・4年生、樹海中学校1・2年生の森林学習プログラムの様子を紹介します。詳細については、添付のPDFファイルをご覧いただければ幸いです。今年の森林学習は8校を対象に実施し、様々な成果と課題が得られました。こうした点を踏まえて、来年度の事業に反映させていきたいと考えています。今後の予定ですが、10月にはガイドの集い総括反省会や研修会、さらにプログラム検討会などを実施予定です。
地域の自然のためにできること 〜外来種問題に向き合おう〜 第2回 出ベソ花をつみ取ろう!せんていバサミを手に、花をプチプチつみ取っていく活動です。どなたでも簡単に作業できますので、秋の草花など公園の季節の変化を楽しみながらご参加ください。■日時 8月26日(土) 9:00〜11:00 集合:鳥沼公園駐車場■持ち物等 よごれてもいい服装 長靴■参加料 無料■申込み 生涯学習センター(0167−42−2407)まで電話でお申し込みください。
今年で3回目となる富良野市内の歴史的建造物を巡るバスツアーです。今回は山部の市街地や農村部にある明治末期から昭和30年代の建物を見学します。建物の文化的価値や山部地域の歴史について学んでみませんか?*JR山部駅の危険品庫(明治44年)や同旅客詰所(明治33年)、でんぷん工場を経営した古民家などを見学予定です。★日 時 平成29年9月30日(土)9:00から12:00★集 合 富良野文化会館★見学地 山部地区の歴史的建造物(外観の見学です)★参加料 無料★募 集 9月1日から電話で受け付けします。先着20名です。富良野市博物館☎42−2407チラシはこちら↓
昭和30〜40年代に山部地域を中心に撮影された8mmフィルムをデジタル動画に編集しました。地域や学校行事、芦別岳の登山、東京大学北海道演習林の造材と山部駅土場の風景、金山ダムの建設など、今から50数年前の山部や富良野地域の様子が克明に記録されています。当時のなつかしい「風景」を振り返ります。*本事業は富良野市郷土研究会50周年記念事業として開催いたします。★日 時 平成29年9月16日(土)13:30〜15:00★会 場 山部福祉センター★参 加 無料★申込み 富良野市博物館へ電話でお申し込みください。☎42−2407チラシはこちら↓
第13号では6月21日、6月28日、7月13日に開催した富良野小学校4年生、東小学校3年生、山部中学校1・2年生の森林学習プログラムの様子を紹介します。この後、夏休み明けから9月中旬まで、山部小学校5年生、麓郷小学校5・6年生、布礼別小学校5年生、樹海小学校3・4年生、樹海中学校1・2年生の森林学習を実施予定です。樹海小学校のプログラムには北海道教育大学旭川校理科教育教室の安藤教授とゼミ生の皆さんにご協力をいただきます。次号で紹介いたします。詳細については、添付のPDFファイルをご覧いただければ幸いです。
第32回 特別展「シマフクロウの聲がきこえる。」を開催します。写真家・田中博が追い求めた世界最大級のフクロウの写真展。シマフクロウと息づかいを合わせるように撮影された25点の写真には、ありのままの姿を撮りたいという思いと、自然への畏敬の念がこめられています。ぜひご来場ください。★会期 平成29年7月22日(土)〜同年9月24日(日) *開館時間:午前9時〜午後5時 *休 館 日:月曜日★会場 富良野市生涯学習センター 2階展示ホール★観覧 無料
今回は、富良野盆地の地質に大きな影響を与えている十勝岳の火山活動をテーマにとし、「小松原原生林」の遊歩道を散策しました。講師は北海道教育大旭川校教授で地学が専門の和田恵治さんです。序盤では、約3000年前に流れた「グラウンド火口溶岩」の堆積を右手に見ながら、そんな地質上に生える木々の解説を聞いて歩きました。ここに多く生育しているのはエゾマツですが、病気に弱い本種がどのように繁栄しているのかを学びました。 グラウンド火口溶岩上に立つと、まるで人工のロックガーデンのような景色が広がります。 こういった場所に特有のイソツツジの花を見たり、手に取って岩石を観察したりしました。 約20〜数万年前の美瑛岳溶岩上は時間がたち、植生が発達していますが、地面を掘れば大岩が当たるとのこと。ここでは珍しいヒカリゴケやイチヨウランも見ることができました。 ここまでアップダウンの多い道のりで、参加者の皆さんも疲れ気味でしたが、「硫黄沢」を石づたいに渡った後は、コースも平坦になってきます。この先は、平ヶ丈溶岩という約30〜20万年前の溶岩上の地質になり、アカエゾマツの細く密集した林になってきます。 この辺りから、雨が強くなり観察もそこそこに帰途を急ぎましたが、葉緑素を持たない腐生植物ギンリョウソウが見られました。この後、大雪青少年自然の家にお邪魔し、昼食をとりました。時間がおしたため、この後の見学コース(火山砂防情報センター見学など)は取りやめました。代わりに、たまたま施設に置かれていた大正泥流(十勝岳噴火により、大規模な被害をもたらした)の流路の模型を見ることができました。 地質は、動植物に比べると親しみにくいものの、それらの土台となる重要な自然要素です。普段の観察会では、講師のお話では説明があっても、実感がわかず理解が深まりにくい題材でしたが、今回は地質に関して深く学習できる観察会になりました。
地域の自然のためにできること 〜外来種問題に向き合おう〜 第1回 オオハンゴンソウ抜き取り作戦オオハンゴンソウは北アメリカ原産のキク科の植物ですが、繁殖力が強くもともとの自然を大きく変えてしまうことから、特定外来生物に指定され、栽培・譲渡・移動などが法律で禁止されています。富良野盆地の開拓以前の姿を残した数少ない自然である、鳥沼公園でも以前から見られるようになっており、その影響が心配されています。 ↑オオハンゴンソウ(花) ↑抜き取り後、復活しそうな様子そこで、富良野市博物館では環境省に申請し、毎年6月に市内の建設関係の企業の親睦会であるサンエー会の皆さんと共に抜き取り作業をしています。今年は、鳥沼小学校の子供たちと先生方、それに一般参加の方も加わってくれました。子供たちには「きれいな花を咲かせる植物だけど、鳥沼公園ではなぜ抜くの?」という話を鳥沼の自然の豊かさの話(もちろん鳥沼っ子はちゃんと知っていました)と合わせてした後、一緒に引き抜く作業をしました。再生しないように根っこから引き抜くのは難しいけれど、注意して上手に抜いてくれました。大人の方たちも、講師の斎藤和範さんと一緒に園内をめぐり、公園の自然の魅力を改めて確認した後、抜き取り作業をしました。今年で9年目(サンエー会さんの協力は8年目)となるこの取り組みですが、以前から参加している方は「今年はだいぶ少なく、小さくなって、抜きづらいくらいだね」との感想でした。本当にそう思います。そしてそれは継続して参加して下さっている皆さんのおかげです。とはいえ、抜くのをやめればあっという間に回復し、ほかの動植物の脅威となってしまうので、これからも皆さんの協力のもと、抜き取りを続けていきたいと思います。参加されたサンエー会、鳥沼小、一般参加の皆さん、本当にお疲れさまでした!8月26日(土)には「第2回 出べそ花を摘み取ろう!」と題して、実をつける前の花を摘み取る取り組みをします。ご興味のある方は富良野市博物館(0167-42-24007)までお問い合わせください。