富良野市博物館
特別展「富良野原野の開拓と山手幹線用水路」の見どころや展示しきれなかった要素を紹介するギャラリートークを開催しました。まずは本展の概要の説明から。第1章は土地改良から見た開拓初期の富良野地域です。第2章「用水路と排水路」は兜谷徳平が地域の人々の合意をとりつけて大工事を進めていくお話。第3章は客土や圃場整備など現在につながる土地改良の取り組みについてです。概要説明のあと、明治29年に描かれた「フラヌ原野殖民区画図」に記載されている情報が数多くあること、その一部をお話ししました。最後に、立体模型「富良野原野の水路と地形」を用いてなぜ山手幹線用水路の設置に大きな反対が起きたのかなど、文章だけでは分かりづらい要素を説明しました。(へんてこな踊りを踊っているわけではありません・・・)この内容を説明する本展の映像を用意しましたので、ご来場できなかった方も追体験してみてください。(クリックすると動画サイトが開きます。)午後の部は少人数だったので座ってお話させていただきました。来場者の方々からもご質問いただいたり、ご自分の体験をお話いただき、有意義な時間を過ごすことができました。本展は9月17日(日)まで開催しています。どうぞご来場ください。また、展示案内のご希望がありましたら、お気軽にお問合せください。