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    森林学習プログラム : 12/5 森林学習サポーター・スキルアップ研修会in旭川
    投稿日時: 2019-12-6 10:50:00 (466 ヒット)
    森林学習プログラム

    12月5日(木)早朝に富良野を出発、旭川で森林学習サポーターのスキルアップ研修会を開催しました。

    午前中は旭川市西神楽にある林産試験場(正式名称は独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場。長いですね。。。)を訪問。広報担当の阿部主査にとても分かりやすく、かつ詳細に解説とご案内をいただきました。林産試験場では木材・木製品の生産と流通の高度化のための研究開発や安全性・機能性向上の研究、森林バイオマス利用の推進研究、きのこの価値向上などに取り組んでいます。

    阿部主査から、道内の木材資源と製材工業の課題をご説明いただいた後、こうした課題を解決するべく取り組んでいる具体的な研究成果の中から、木材乾燥技術の研究状況、外材に負けない強度の道産集成材や道産カンバ類の家具やバット、楽器類への新たな利用促進、付加価値おのあるきのこの生産技術、木質燃焼灰を用いた融雪剤の研究などをご紹介いただきました。



    概要解説のあとは、研究・開発現場を見学。場内をぐ
    るっと、たっぷり見学しました。






    2時間超の研修の後、バスの中で昼食、近文へ移動し、午後からは川村カ子トアイヌ記念館で研修です。

    川村カ子トアイヌ記念館では、主にアイヌ文化における木材をはじめとする植物利用について学びました。解説は川村兼一館長。はじめに、集会室で記念館の由来や当地区のアイヌのあゆみ、アイヌの木の文化などに関する館長の講話を拝聴しました。



    さらに館内の民具資料などを見学。道具によって異なる木材の選択のあり方や加工技術なども解説いただきました。



    今年は10月に東大演習林の造材現場で木材生産に関する研修を行ったので、今回は学習のつながりを考慮して、山からもたらされた木材のその先の利用について学ぶことにしました。午前は現在の木材利用とその課題や研究の取り組みを、また午後からは北海道の先住民族アイヌの木の文化を学習するとともに、過去と現在の木材利用の考え方の違いや北海道の自然環境の改変と木材利用の移り変わりを考える機会になりました。

    *スキルアップ研修会は例年冬季に行っています。昨年は1月に旭川の銘木市を演習林職員さんの案内・解説により見学し、旭川デザインセンターで同散財を用いた家具生産の現状と家具材について学びました。


     
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