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    博物館講座 : 【自然観察会】7/19・20 富良野の自然に親しむ集い「ヘイケボタル観察会」&【教育活動支援】山部小学校6年生「ホタル学習」
    投稿日時: 2025-7-31 8:40:00 (188 ヒット)

    富良野の自然に親しむ会との共催で、ヘイケボタル観察会を山部自然公園・太陽の里で行いました。毎年恒例ですが、今年は19日・20日の二夜連続開催しました。

    出発前に、この地のヘイケボタルの生息状況について少しお話ししました。山部自然公園太陽の里の周辺では、元々ホタルが細々とはみられていました。地域からホタルを呼び戻したいという要望が生じ、一時期あったアスレチック広場も老朽化で撤去することにもなり、博物館で2009年からこの湿地環境を復元する事業に取り組むことになりました。

    放流はせずにもともと生息しているホタルが数を増やすのをじっくりと待ち続け、初めの数年はごくわずかに(3頭、5頭など)見られる程度でしたが、2016年からは一度に10頭以上を観察できるほどに増えてきました。


    元々アスレチック広場があった手前の池


    ヘイケボタルは開拓以前に富良野盆地を覆っていた湿地林や昔ながらの水田のような、流れの少ない安定した水場を生息地とします。幼虫がよじ登り、さなぎになれるような土手や中洲があることが重要です。

    林道沿いのシカ柵奥の池


    夜の観察会といえばコウモリ!ということでバッドディテクターも登場。コウモリの発する超音波を感知することができます。飛び交うガもコウモリを警戒して急にはばたくのをやめたりします。


    終わりがけには、ヘビトンボを観察できました。


    2016年以前、ホタル観察会を行っていた鳥沼公園のハンノキ林はミズバショウが生い茂るような水場と、乾いた地面が組み合わさっていてヘイケボタルにとってすみよい環境でしたが、地下水位が低下し近年はほとんど見られなくなってしまいました。富良野市全体でも田んぼや農業用水路はかつてよい生息環境でしたが、コンクリート3面張りの水路や農薬の使用が広まった近年は観察できる場所は限られています。

    現在一定の生息数を取り戻したこのホタルの里のヘイケボタルが、これからも衰退せずに維持されていけるよう、皆さんと一緒にこの自然環境を見守っていければうれしいです。

    次回の富良野の自然に親しむ集いではペルセウス座流星群を見上げなら、ホタルの幼虫の光を探しにいきます。※集合場所が違うのでご注意ください。

    ※個人で観察する際は、落枝や足元の崩れ、ヒグマの気配など安全面に注意してください。


    【山部小学校ホタル学習】
    6年生が地域の魅力探しがテーマの授業でヘイケボタルをとり上げることになり、7月4日に学校でホタルの生態や山部地域での人との関わりの歴史を学んだあと、保護者やコミュニティ推進委員の方々を巻き込み23日に観察会を行いました。





    23日もたくさんのホタルを観察することができ、歓声が上がっていました。2学期は昼間に現地を訪ねて、ホタルの暮らしている環境の様子を見てみたいと思います。


     
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