富良野市博物館
ヒグマとの付き合い方をテーマにした自然フォーラムを開催しました。講師はもりねっと北海道代表で、ヒグマの生態に詳しい山本牧さんです。農林課の宮崎係長にも近年の富良野市のヒグマの出現・被害状況について報告いただきました。まずは、近年の春グマ駆除の終了や栄養価が高く隠れ家にもなるデントコーン畑の増加、様々な個々の事象をきっかけにヒトとクマの距離が縮んでいる状況があるという話がありました。さらに、雑食性・冬眠といったヒグマの色々な性質から、河畔林の草刈りで身を隠して市街地に近づける場所をなくす対策、不十分な電気柵で農作物に味をしめると翌年まともな電気柵も乗り越えてしまう事案などいくつかの事例を紹介し、何らかのきっかけにより人にとって有害なクマとなってしまうことから、有効な対策を立案するための基本的な考え方を学ぶことができました。質疑応答は永盛氏がコーディネーターとなって当日参加者の方からいただいた 12 件の質問票を元に山本氏、宮崎係長に問いかけました。自然史的な興味から、また防災の観点からの生態に関わる質問が大部分で、永盛氏との掛け合いで山本氏が回答しました。富良野市での捕獲についての質問も数件あり、宮崎係長からは事例や富良野市職員としての対応方針を説明し、山本氏から法令について説明しました。なお、この講座は富良野の自然に親しむ会・富良野市役所農林課に共催いただき、森林学習プログラムサポーター研修会としても位置付けて実施しました。共催、協力くださった皆様に感謝申し上げます。