富良野市博物館
博物館講座「プロジェクトO」は外来植物オオハンゴンソウ(O)の拡大をおさえる取り組みです。毎年6月は開拓以前の湿地林の自然環境が残る鳥沼公園で「抜き取り」作業を第1回として行っています。市内の建設関係企業の互助会であるサンエー会のメンバーと一般参加者合わせ30人近くが活動しました。共催として上川総合振興局にも協力いただきました。作業の前段として、まず当館職員が市内にわずかしか残されていない開拓以前の姿を残した湿地林である鳥沼公園の成り立ち、湿地林の乾燥化状況を解説し、なぜこの鳥沼公園でこの活動を行うのかをお話ししました(常連の皆さんはすっかり飽き飽きしていましたが・・・)。その後に講師の斎藤和範さん(札幌大学非常勤講師)が抜き取りの仕方を説明し、作業にかかりました。下見のときはずいぶん減ったと思っていたのですが、わけいっていくとたくさんのオオハンゴンソウが見つけ出されます。今回特に人数が多く、数の力でたくさん見つけてもらうことができました。初めての方はオオハンゴンソウの葉の見分け方からでしたが、だんだんと覚えていかれ、やがて一人でも次々と見つけて抜いていかれました。ちょっと休憩しています。一般の方も4名参加してくれました。講師の斎藤先生と語る高校生も。引き上げの時には「いや、奥にはまだまだあるわ」と手ごわいライバルを見るような目でやぶの奥を眺めておられたYシャツ姿の方。ふだん工事の現場や事務、銀行など様々な仕事の場で厳しく働いている親父さんたちの力強さも感じました。そして短時間の作業ながら、外来種の防除や在来の自然環境の保全といった活動の意義を、漠然とながら感じてくださったように思えました。今年が14年目の活動になりました。継続して活動にご協力いただいているサンエー会や参加者の皆さんには感謝の言葉もありません。これからも市民の皆さんとともに、市内の自然環境の調査・環境保全環境に取り組んでいきたいと思います。第2回の活動(博物館単独事業)は花の摘み取りとオオハンゴンソウ(ほか)を用いた草木染めで、8月24日(土)に実施予定です。ご参加お待ちしています。