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    博物館講座 : 自然に親しむ集い第5回「紅葉の森を訪ねて〜雪虫を探してみよう」を開催しました。
    投稿日時: 2012-10-16 0:00:00 (1021 ヒット)

     今年度5回目の自然に親しむ集いを10月14日に開催しました。テーマは雪虫(トドノネオオワタムシ)、案内人は雪虫の写真を撮影したり生態を観察し、写真雑誌Newtonでも記事を掲載した地元の自然写真家・石黒誠さんです。

     室内で石黒さんに雪虫の生態を解説してもらったあと、芦別岳のふもとのキャンプ場で雪虫の実物を探しに出かけました。雪虫はこの時期ヤチダモの木に飛んでくるというので見てみると・・・いました。透明な羽を持ち、雪のようなロウ物質をのせたいわゆる「雪虫」です。芽のところでは、その雪虫の子供たちが樹液をストローで吸っていました(写真)。持ってきた顕微鏡でじっくり見てみるとオレンジ色のがメス、緑色のがオスと、性別を見分けることもできました。




     雪虫を観察した後は水路でザリガニを手に取って見たり、紅葉、キノコ、木の実といった秋を楽しむなど、自然を満喫しました。皆さんも野外に秋を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?もう少しして本格的に雪虫が飛びはじめれば、冬の足音も聞こえてきます。














    ☆雪虫うんちく☆
     雪虫は世代によって姿かたちや生活の仕方が全く違うことをご存知でしょうか?最初に室内で石黒さんからうかがった解説によると、いわゆる「雪虫」は秋にトドマツからヤチダモの木を目指して飛びますが、ヤチダモの木で生まれるその子は羽を持たず、食べ物も食べずに交尾して卵を産むとわずか1週間ほどで死んでしまいます。そのまた子供は卵のまま冬を越し、春にふ化するとストローのような口で樹液を吸って生活します。この後も様々な形態の雪虫が登場してきます。詳しく知りたい方は雑誌「Newton 2012年1月号」をご覧になるか、富良野市博物館の展示を見にきてください。

    添付ファイル: DSCF0937b.jpg  DSCF0925c.jpg 

     
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