
9/7 講演会「湿地林の保全を考える」
掲載日 2024-11-6 3:30:00 | トピック: 博物館講座
| 富良野の自然に親しむ集い 第4回 「湿地林の保全を考える」を、釧路湿原やサロベツ湿原など湿地環境の調査や復元に取り組んでいる北海道大学名誉教授の冨士田裕子さんをお招きし、開催しました。
「富良野盆地の原風景」と言える鳥沼公園の湿地林ですが、近年乾燥化が著しく、ミズバショウやヘイケボタルが減少するなど環境が劇的に変化してきており、保全の方策を探るため、 各地の保全事例を聞かせてもらうことにしたのです。

まず、富良野の自然に親しむ会のメンバーが鳥沼公園の魅力と状況をお話しし、冨士田先生を呼ぶに至った経緯をお話しし、
 (同会・永盛会長)
その後、冨士田先生が登壇しました。主に道内各地の湿原の状況が語られ、道内の湿地の減少が思いのほか進んでいることに驚かされました。


面積や林相などの点から鳥沼公園の参考にできそうな新篠津の湿地林ではどんな対策をとったのかなど、気になる話題が次々と出てきます。

質疑応答では、道内の湿地の状況について掘り下げる質問が多く出ました。

講演の後は鳥沼公園を散策。乾燥化の状況を視察すると共に、面積こそ小さいものの、天然記念物に指定されている女満別湿生植物群落と林相がよく似ており、間違いなく富良野市の人々が守っていく価値のある森だといっていただきました。

さらに、鳥沼公園の自然環境の劣化を防ぐためには、乾燥化の度合いや植生の調査を早急に行い、その上で(おそらくは)導水による対策を行うべきとの提言もいただきました。鳥沼公園や富良野盆地の自然をこれからどうしていくか、地域の皆さんと一緒に考え、進んでいきたいと思います。
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