6/13 市教研理科班自主研修「植物採集」

掲載日 2023-6-19 0:00:00 | トピック: 教育活動支援(学校など)

富良野市の教員の方々は教育研究会という形で、教科ごとの班にわかれて定期的に研修会を行っています。今回、理科班の研修会では植物採集をテーマとすることになり、当館の学芸員が講師を担いました。

当日は不安定な天気。集合したとたん雨脚が強くなったのでひとまず木陰で鳥沼公園が開拓以前の景観を残す自然環境であることをお話し、

そのうちに雨がやんだので胴乱と図鑑を渡し、散策開始。

まずは注意すべき植物ということでエゾイラクサを、さらに食べられるオオアマドコロと毒草のホウチャクソウの違いを説明するなどしながら進んでいき、


やがて本題ということで「この花は何だと思いますか?」という質問を次々に先生方に投げかけていきました。


シソ科の…。先生方は花の色から見当をつけられる図鑑「新・北海道の花」を見ながら探します。


スマホを駆使する先生も。一度に完全一致とは行かない場合が多いですが、だいたいの当たりをつけて図鑑にのぞむことができますね。


オニタビラコ…ですがついている卵のほうが気になります。なんだこりゃ。


最後にいつ雨が降るかと空模様を気にしながら標本の押し方を説明。そのために抜いた手近なオニグルミの実生ですが、見事に姿を保ったクルミの種から茎や根が伸びています。


終わって帰ろうとしたら雨が強くなりました。理科班の先生方の普段の行い(悪運!?)は良いようで。

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