3/4 富良野の自然に親しむ集い「アニマルトラッキング」
掲載日 2023-3-11 0:00:00 | トピック: 博物館講座
| 今回の「富良野の自然に親しむ集い」は堅雪の上を歩く自然観察会。東大樹木園で動物の足跡などの痕跡や、木々の冬芽、クマゲラやその採餌木などを観察しました。
※末尾に3月18日開催の「富良野の自然に親しむ会」の会員の力を結集したイベントのお知らせがありますので、ぜひご覧下さい。
【動物の足跡や寝ころんだ跡】
イタチ類の足跡
映像「動物の足跡」 永盛会長は跳ねる様子を実演。こんな感じで高校の生徒たちも指導していたんですね。
ネズミの足跡
キツネの足跡
ぬた場(寝ころんだ跡) この近くでは手負いのシカが歩き回った痕跡も見られました。近年鉛に代わって銅製の弾が用いられるようになっていますが、銅の弾は貫通性が高く即死しにくい特徴があります。狩猟は痛ましい側面もありますが、天敵不在のため過剰に増加しているエゾシカの個体数を減らすことは、生態系のバランスを保つためにさけることができない、という解説もありました。
【クマゲラ】 ] 採餌木
内部が腐って虫に食べられている木がわかるクマゲラには林業の専門家も脱帽です。
映像「樹木・野鳥」
クマゲラの2通りの鳴き声を聞くことができました(多くの方は姿も観察できました)。 【冬越しする植物とそれを食べる動物】
ササの食痕を見て、夏場もこれだけ食べてくれたら仕事が楽なのに…と演習林職員
ニガキ(樹木)は苦い!この木は中径木のニガキにしてはかなり大きく育っています。
映像「冬芽(ホオノキ)」
トドマツの樹皮にはやに壺があり、香りの良い松ヤニが出てきます。
ストローブマツの実
外側をきれいに食べられてまるで海老フライのよう。
映像「食痕」 寒気の緩み始めた季節でも、程よく寒さで雪が引き締まった日で、スノーシューで堅雪の上を自在に動きながら自然観察を楽しむことができました。
3/18(土)には富良野市役所1階で「ふらのの自然を見つめて〜富良野の自然に親しむ集い30年の歩み〜」を開催します。大人の方も子どもたちにも届けたいイベントです。ぜひご来場下さい。
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