オオハンゴンソウの摘み取りを行いました。

掲載日 2021-8-28 15:30:00 | トピック: 博物館活動

緊急事態宣言の発令により、8月28日に鳥沼公園で行う予定だった博物館講座「プロジェクト「O(オオハンゴンソウ)」〜花つみと草木染め〜」が延期(実施日未定)となってしまいました。
 
↑オオハンゴンソウ(花) ↑抜き取り後、復活しそうな様子

講座は延期としましたが、花が実になることを延期することはできないので、講座を予定していたこの日、博物館のメンバーだけで少しでも花を摘んでしまうことにしました。湿地林エリア全域・・・といきたいところでしたが、人数も少ないので実際には北西方面を中心に摘み取るのがやっと。それでもごみ袋2袋ほどの花やつぼみを採集しました。
なお、7月の抜き取りで寝かせておいた個体は例年だと首をもたげて復活しそうになっていることが多いのですが、今年は日照りのため真っ黒になって横たわっていました。
 

晩夏の鳥沼公園は日照りが続いたこともあり、一見衰えかけた木々や大型草本の葉が目立ちますが、目を近づけてみれば、やはりその時期に応じた生物が活躍しているのがわかります。
ツリフネソウはほとんどがつぼみでしたが、ちらほら咲きかけた個体が見られます。花の柄の部分に密生するピンク色の細毛は歯間ブラシのよう(なんとも雅味のない例えですが)。
 

一部の人が舌鼓を打つ山菜ケヤマウコギがまん丸な花をつけています。オオハンゴンソウの蜜を吸いに来たのはエゾトラマルハナバチ(在来種のお花が寂しがってないかな?)。
 

「花つみと草木染め」講座は、宣言解除の見通しが立った段階で改めて実施日程を設定いたします。周知期間が短く「富良野市広報誌」での呼びかけはできないかもしれませんので、ご興味のある方はホームページやフェイスブックページをご確認ください。


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