遊々の森(山部地域)の散策路整備を行いました

掲載日 2021-5-11 17:00:00 | トピック: 太陽の里ふれあいの森

 山部自然公園太陽の里「遊々の森」ふれあいの森・沢コースの散策路を整備しました。今年も元東大演習林技術職員の小笠原氏に指導いただき、新型コロナウイルス感染拡大状況を考慮して、今年も近隣の整備経験者の方にしぼってご協力をお願いしました。



 大量にたまった落枝をどけ、折れて道にかかった木をのこぎりで手ごろな長さにして道からどけます。時間がたつと斜面沿いの道は土が次第に下がって狭くなったり傾斜がついてしまうので、道の山側を掘るのも大事な作業です。鍬を立てると根のわきから現れるオレンジのつぶつぶはケヤマハンノキの「根粒」のようです。


 沢の渡渉部や水がたまりがちなその前後は枯れた木々を置いて道にしてありますが、一年たつとかなり劣化しています。砂利をはさんだり木々の一部を新しくしたりして修復しました。
 職員含め六人の参加者のうち、I君のみ久しぶりの参加でした。小学生のころ、家族と共に博物館の講座に頻繁に参加してくれた少年でしたが、「替わります!」「何したらいいでしょう?」率先してのこぎりやかけやを扱う姿に大きくなったのは背だけではないところを見せてくれます。教えがいがあるのか「追い口」「受け口」をつけて木を倒す方法も教わっていました。ますます今後が楽しみです。



 大型の枯損木はマーキングして専門の業者さんに伐倒を依頼しました。この伐倒作業が終われば、今年も沢コースを安全に利用いただけます。といってもここも芦別岳山麓の山の中、凹凸は多く柵のない道のわきは急傾斜となり、落枝の心配がなくなることはありません。ヒグマの動向にも気を配りながら心してご利用ください。



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