10/17・10/23-24 職場体験学習

掲載日 2019-11-1 16:00:00 | トピック: 教育活動支援(学校など)

10月中旬から下旬にかけて、市内中学校や高校の生徒が博物館を訪れ、職場体験をしました。

◆10月17日 佐藤怜奈さん(東中学校)
午前中は博物館の表の仕事である昭和20年代〜の生活風景を撮影した8ミリフィルムの上映会、午後は裏方の仕事といういことで、資料の収蔵にあたっての分類分けをしました。
 調査・研究資料の収集・保管展示・教育普及
という博物館の業務の流れを理解してもらうことができました。

上の写真は出征された方のご遺族から寄贈いただいた軍服などが入れられた行李(こうり)です。乗馬用の鞭や戦地の兵隊さんを慰問する寄せ書きのようなものなども入っており、時代背景を感じさせるものでした。


後日送られてきたレポートを見ると、よく内容を理解しているとともに、とても素敵なデザインで、感心させられました。※クリックすると拡大します。


◆10月23日ー24日 小野時命さん・川辺透也さん・山下紘明さん(富良野高校)
初日は企画展の展示設営(川辺さん・山下さん)や収蔵資料の資料台帳の整理作業(小野さん)にあたったり、公民館のことぶき大学(高齢者大学)の事業を手伝いました。
このとき設営した『絵画で楽しむ富良野の歴史的建造物展』は11月1日〜9日の間、博物館2階で開催中ですので、ぜひご来場ください。




2日目は地域の生物相の記録のため、事故死したアライグマの骨格標本を製作しました。今回は中富良野町の生徒も参加していたことから、同町の地域おこし協力隊員の田中さんにも協力いただき、その指導の下で骨を部位に分け、肉をそぎ落とす作業をしました。これらは最終的には展示できるような骨格標本に仕上げて、来館される方々にお見せしたいと思います。






将来、博物館の業務に携わることは少ないかもしれませんが、アイデアを出したり汗を流して職場の事業に自分の力を役立てることは、どんな職場も同じです。今回来てくれた生徒たちが、この体験を通じて「働く」ことのイメージを少しでも具体的に持ってくれたらと思います。
もちろん、博物館や考古・歴史・自然史への興味を深めて、それに関係する仕事につくきっかけになれば、私たち職員にとってこれよりうれしいことはありません。



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