6/9 自然観察会「化石観察会」

掲載日 2019-6-13 0:10:00 | トピック: 博物館講座

富良野の自然に親しむ集い第2回「化石観察会」を実施しました。
今回は富良野盆地を飛び出し、元緑峰高校理科教諭の森伸一さんとその仲間である千葉一弘さんに解説していただきながら白亜紀コニアシアン期のイノセラムス(二枚貝)やアンモナイトを拾って観察しました。




北海道を南北に縦断する中央山地帯はプレートがぶつかり海底が盛り上がってできており、上記のような海洋生物の化石が多く見つかります。今回は好天に恵まれた中、北海道の大地の成り立ちの秘密や古生物相を学ぶことができました。


【化石観察にあたっての注意事項】
この講座の実施にあたっては空知森林管理署に入林申請し、安全管理にできるだけ注意して実施しています。化石観察の際は、ヒグマ、スズメバチ、転倒や落枝などによるケガなど一般的な野外活動の危険の他、ハンター(有害鳥獣駆除は通年行われている)による誤射、国道沿いを徒歩で歩くことによる交通事故など様々な危険が考えられます。個人の活動で化石観察をされる場合は、あらゆる危険に配慮し、経験豊富な方と一緒に活動することをお勧めします。

【お詫び】
今回、定員を大幅に上回る申し込みをいただいたため、抽選で参加者を選ばせていただくと共に市外の方はお断りさせていただきました。参加できなかった方にお詫びさせていただきます。富良野の自然に親しむ会(事務局:富良野市博物館)は年5〜6回程度自然観察会を開催しており、そのうち1回は富良野市外に出る講座を実施しています。その中で数年に一度古生物にかかわる観察会が実施される見込みです。ご興味のある方は定期的に当Webサイトや富良野市の広報などをお調べください。
また、今回講師をしてくれた森伸一さんから「化石を学びたい方を積極的にサポートして、古生物を学ぶ楽しさを普及したい」とのお言葉をいただいていますので、当館にご連絡いただければ、森先生におつなぎすることが可能です。


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