6/8 プロジェクト「O」〜外来種を考える〜 第1回「抜き取り」

掲載日 2019-6-12 23:20:00 | トピック: 博物館講座

外来植物オオハンゴンソウを抜き取る事業をサンエー会青年部およびサンエー会の共催で実施しました。※活動の目的についてはこちらを参照:http://furano.sub.jp/modules/news/article.php?storyid=332

これまでの取り組みのおかげで腰の高さ程度の個体がほとんどになっています(6月時点)。今回はやや丈の高い個体が残る公園のトイレ付近と奥の石段付近の2か所を中心に抜き取りを行いました。


作業指導は北海道教育大学旭川校の斎藤和範さんです(写真は作業前の説明)。


17名のサンエー会の方と6名の一般参加者にご参加いただき1時間半程度の活動をしたおかげで、今年も広い範囲で抜き取りを行うことができました。


打ち上げの席では「10年以上活動しても根絶には程遠いのか」という感想があった一方、「活動してなかったら、鳥沼公園は今よりはるかに黄色一色の姿になっていたかもしれない。そう考えるとこの活動の成果は大きいんじゃないか。」という声もありました。職員や講師も同じ思いで、黄色一色になるということは、他の多くの草花が見られない単純な(しかも全国一律の)生物相になるということです。
終わりが見えにくい取り組みだけに、モチベーションを保つ難しさがありますが、協力してくださる地域の方々がいることがとてもありがたいです。

第2回の活動(博物館単独事業)は花の摘み取りとオオハンゴンソウ(ほか)を用いた草木染めで、8月24日(土)に実施予定です。ご興味のある方はどうぞご参加ください。


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