9/3 & 9/10 講演会「サロベツ自然再生」&「オオハンゴンソウ・バスターズ」開催しました

掲載日 2016-9-10 15:00:00 | トピック: 博物館講座

 二週連続で開催した特別展「富良野盆地の原風景 鳥沼公園」の記念事業のご報告です。

◆9月3日(土) 講演会「地域とともに歩むサロベツ自然再生」
 市立図書館ホールにて、稚内自然保護官事務所の坂本さんにお話しいただきました。
 まずはサロベツ湿原の農地、泥炭の工業利用で開拓・利用が始まった頃から現在にいたる歴史。そして、自然保護の考え方の広まりと共に、人々の話し合いを経て、農地の一部を湿原の乾燥化を防ぐための緩衝帯とするなどの自然再生事業が実施されるようになった経緯。最後に、サロベツの取り組みを参考に、乾燥化や外来種の侵入が進む鳥沼公園での自然再生の取り組みのヒントを話してもらいました。




 参加者の皆さんにとって、自然再生の取り組みに興味を持ったり、鳥沼公園の保全を考える思いを強める機会になったようでした。

◆9月10日(土)「オオハンゴンソウ・バスターズPart2 花摘み」
 外来種で元々の自然環境を替えつつある外来植物オオハンゴンソウ。数年来、抜き取りをしているのですが、今回は花を摘んで種が飛ぶのを防ぐという初めての取り組みを行いました。公園内のハンノキの林西側の散策路沿いで花や実を摘み取ったので、いらした方は目に付く黄色い花が無くなったことに気付かれると思います。


 初めての取り組みなので、どれほどの防除効果があるのか、不明な部分もありますが、前週の講演会でのアドバイスも踏まえて、試行錯誤と考えて実施しました。今後の経過を見守っていきたいと思います。



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