6/8(日) 水の中の生き物観察会(富良野の自然に親しむ集い)を実施しました。

掲載日 2014-6-14 11:10:00 | トピック: 博物館講座

 あいにくの天気でしたが、小雨の中なんとか決行。参加者の皆さんも欠けることなく集まってくれました。今回の舞台はは四線川(富良野西岳のふもと、新富良野プリンスホテルの近く)です。


 富良野の自然に親しむ会・新会長となった永盛さんのあいさつではじまり、


 その後、永盛さんらに自然の解説をしてもらいながら、30分ほどかけて水場へ向かいました。


 砂防ダムの上の水場に到着。水生生物の研究者 高島義和さんの指導で、まずはちらばって水の生き物採集。


 そのあと、それぞれが採集した生き物をもちよって高島さんに解説してもらいました。


・流水部に多い生き物(カゲロウ類、カワゲラ類など 写真)と止水部に多い生き物(ミズスマシ、オニヤンマのヤゴなど)の違い。
・この砂防ダムのように富良野では観察できる生き物が豊富だが、大規模に改修された川ばかりで、本当の意味では水の生き物にとって厳しい環境が多い。
 というようなお話でした。


 今回は「ふらの市民環境会議」との共催で開催しました。関係者の参加は残念ながら少なかったですが、これから連携しながらやっていくことができたらと思います。

 今回、参加者の方には大人の方も多かったですが、子供に返った気持ちで楽しんでいる様子でした。難しいことを勉強するのではなく「自然に親し」んでもらえるのが一番なので、会としてはとても嬉しいことでした。そういう気持ちが富良野の自然を末永く残していく原動力なのだと思います。

 ☆オオバタケシマラン☆
くるっとまいて花が葉裏につく独特なユリ科の植物



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