8/10 土の中の生き物観察(鳥沼・生き物調査隊)を開催しました

掲載日 2013-8-14 17:00:00 | トピック: 博物館講座

 鳥沼公園の自然を様々な角度から調べる「鳥沼・生き物調査隊」。今回のテーマは「土壌動物」でした。

 シャベルやふるいを持って、外へ土を取りに出かけ、地面を走る虫を見つけたら採集。持って帰った土は「ツルグレン装置」にかけてもっと小さな虫たちを見つけ出し、顕微鏡で観察。そんなことをしながら普段見る事のないミクロの自然に親しみました。











 見つけた1mmくらいの生き物は顕微鏡を通してみると「モンスター」って感じです。
















 講師の齋藤先生によると、土の中の生き物が落ち葉などを分解してくれなかったら、森は落ち葉や動物の死骸だらけになってしまうだろう、とのこと。小さなこれらの生き物たちが大事な役割を持っていることを実感しました。

[つけたし]

 ツルグレン装置はこんな機械です。
 ロートに重ねたザルの中に土を入れ、上から電灯で照らします。照らされた土は上から乾いていくので、土壌生物は時間と共に下の方に逃げていきます。ロートの下には入れ物がセットされており、その中に生き物が集まる仕組みです。
 案外簡単に作れる(支える台はダンボールでもなんでもいいです)ので、夏休みの自由研究にいいかも?


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