道新富良野版連載記事「富良野の木に会う」

掲載日 2010-12-14 17:00:00 | トピック: 読みもの・コラム

2010年夏と秋に、当センターボランティア研究員である倉橋昭夫さん(農学博士)が、北海道新聞富良野版に連載した記事を号紹介します。なおこの記事は北海道新聞社の著作物利用許諾(D1012-9912-00007004)を得て紹介しています。*「続・富良野の木に会う」は別に掲載します。
「富良野の木に会う」

 〜はじめに〜

 樹木、特に巨木は生命の大切さや地域の自然・歴史を学ぶ貴重な生きた教材といえます。

 今夏、北海道新聞社富良野支局の内木弘三支局長の企画に協力し、富良野市街地、その周辺の田園地帯と身近な森にある特徴的な樹木22種を取り上げ、樹木が生育する地域の歴史や文化も織り交ぜながら、樹木の特徴や人との関わりについて紙面でご紹介しました。

 連載は夏の6月29日〜7月9日に「富良野の木に会う」と題して第1弾を、さらに秋の10月13日〜30日にわたり「続・富良野の木に会う」として第2弾を掲載しました。

 22種のうち自生郷土種(在来種)が13種、ほかに異郷土種(外来種)が9種あり、異郷土種が約半数近くに及びます。120年に及ぶ郷土の歴史において、異郷土種が身近な生活の中で定着し、様々な役割を演じています。

 巨木は歴史的な財産ですが、特に郷土種は地域の自然を探る上で、保存登録されることが望ましいでしょう。身近な場所で木の名前や特性を学ぶための教材としても最適です。皆さんもここで紹介するような木々と触れ合ってみてはいかがでしょうか?なお記事中の素敵な写真は北海道新聞社の小川正成さんに撮影いただきました。


 倉橋 昭夫





























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