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調査と事業の報告 : 8/23 プロジェクト「O」〜外来種で草木染め〜
投稿日時: 2019-9-14 15:50:00 (366 ヒット)

鳥沼公園で分布を広げ、自然景観をどんどん変えてしまっている外来植物オオハンゴンソウを減らし、現生の自然を守ろうという取り組みです。


6月の活動では草全体を根っこから引き抜きましたが、今回は実をつける前のお花(やそのまわり)だけを摘み取って「オオハンゴンソウの元気をなくさせてやろう」という、効率のいい(オオハンゴンソウは意地悪!と思っているかも・・・)活動です。


ほとんどやんではいましたが、草についた雨露に少し濡れながらも頑張りました。途中、晩夏の鳥沼を彩る草花も観察しました。花は生き方(繁殖の仕方など)に応じて大きさも色も形も様々です。


  
ヒヨドリバナ・キツリフネ・ツルニンジンなどが見られました。



その後、室内でオオハンゴンソウを材料にした草木染をしました。日頃あまり草木染めに使われないオオハンゴンソウなので、講師の小林静子さんはかなり試行錯誤をしてよい色が出るよう工夫して講座に臨んでくれました。


そのおかげもあり、参加者は明るい黄色の手ぬぐいや(ミョウバン媒染)、濃色の手ぬぐい(鉄媒染)を手に笑顔を見せてくれました。


今回の講座は、草花観察や草木染めといったお楽しみの要素も加えて実施しました。参加者の皆さんも気張らず楽しみながら、同時に地域の大切な自然を守ろうという気持ちで取り組んでくださったようでした。いったん入りこんでしまった外来種は一気に根絶するというより、毎年少しずつでも抜いたり摘んだりして「付き合っていく」ことが大事です。これからも市内や近所の方が、「たまには・・・」という気持ちで手を貸していただるよう、富良野市博物館も講座を行ったり啓発活動を行っていきます。
※講座の実施にあたっては環境省に確認していただいています。

【ふらの環境展2019】のお知らせ
 ■日時:9月21日 10時〜16時が
 ■場所:「たまりーば」(ふらのマルシェ2内)

当館も事例発表(13時〜13時半頃)とブース出展(終日)で、オオハンゴンソウの防除活動を紹介します。また、小林講師も同じブースで捨ててしまうビニールゴミやトウモロコシの皮を使った織物づくりの体験を指導します。
この会場では終日フリーマーケットや様々な体験ブースを訪問でき、高校生の研究発表、保育所の先生方の読み聞かせなども行われますので、是非ご来場ください。


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調査と事業の報告 : 7/13 博物館講座 土の中の小さな生きもの観察会
投稿日時: 2019-7-16 7:40:00 (185 ヒット)

名寄東中学校の寺口翔馬先生と元富良野高校理科教諭の永盛俊之さんを講師に鳥沼公園で講座を行いました。
※寺口先生は昨年まで北海道教育大学旭川校に在籍しており、卒業論文で富良野市立樹海中学校を対象とした森林学習プログラム(土壌動物しらべ)の指導者を担当しましたが、今回はその内容を一般の方にお伝えする機会として実施しました。

小雨の降る中、まずは外に出て公園内の「ハンノキの林」で自然散策をしつつ、乾いた草はらと湿地林の2か所で土壌を採取しました。

落ち葉の層をとってから、その下の腐葉層をシャベルで掘り取ります。

それらを持ち帰り、室内でふるいにかけながら、目を凝らして動くいきものを見つけてはシャーレに投入します。

ピンセットでも取り切れないようなとても小さな土壌動物はツルグレン装置で捕まえます。これは、電灯で土壌を乾燥させ、逃げ出したところをフラスコで受け止める土壌動物の採取法です。



昼休憩を取った後はこれらの生き物の分類作業です。検索シートを見て目レベル程度まで分けていきます。慣れるとかなり自分たちで判断することができますが、わからないときは講師を呼んで教えてもらいました。

トビムシ

ヒメフナムシ

陸貝

ダニ(ツルグレン装置)

ワラジムシ(抱卵中!)


採集した二つの場所(乾いた草はらと湿地林)では共通するものも多かったですが、異なる生物も少なくありませんでした。例えば乾いた草はらでは自然度の低い環境に多いヒメミミズが多かったり、カメムシなど昆虫の種類が多めでした。一方、より富良野盆地の開拓以前の姿の様相を残している湿地林では巻貝やヒメフナムシなどが見られました。


土壌動物は、動植物の遺体が分解され土壌を生成するプロセスにおいて重要な役割を担う存在です。今回はちょっと変わった切り口の講座でしたが、生態系を陰で支える土壌動物を知っていただき、改めて自然に親しむ機会としていただけたのではないかと思います。
また、今回の調査記録は標本と共に博物館に保管し富良野地域の自然史資料として保存されます。

【お知らせ】
富良野市博物館では8月3日(土)より

第37回特別展「森を支えるきのこ」
を開催します。土壌動物が機械的に細かくした落ち葉などの有機物を化学的に分解し、樹木や草花の生育する栄養分を供給する役割を担うのが菌類(きのこ)であり、こちらも大変重要な生態系の構成者です。そんな菌類の世界にどっぷり浸かる展示内容となっています。ぜひご覧ください。

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調査と事業の報告 : 7/4 博物館講座 朝活!きのこ散歩(第1回)
投稿日時: 2019-7-5 19:40:00 (265 ヒット)

きのこをテーマに、お仕事などの活動前の早朝7時から自然観察する講座を実施しました。講師は元東大演習林教員の盒彊衢困気鵝⊂貊蠅歪讃存園です。7月にきのこ観察会と聞いて「え?」と感じる方も多いと思いますが、季節が変わると見られるきのこの種類も変わります。春先はほとんど見られなかったきのこも7月に入りだいぶ増えてきています。この日は20種類ほどのきのこが見つかりました。

ウラベニガサ


コフキサルノコシカケ


?2个曚匹了韻両さなきのこ


コウヤクタケ

枯れた樹木や土の中の有機物に生えてそれらを分解する腐生菌が多くみられました。

ホウキタケの仲間


ニオイコベニタケ

これらは共生菌の仲間ですが、この日はあまり見られませんでした(腐生菌・共生菌などの菌類の分類については 過去記事(6/22) も参照ください)。ニオイコベニタケのようなベニタケ科のきのこは夏型のきのこの代表格です。

土の中の菌糸を観察することもできました(写真が横を向いてしまっています)。

これはホウライタケの仲間ですが、土の中の分厚い菌糸とつながっているのがよくわかります。

菌糸の集まりは3〜4僂曚匹發△襪任靴腓Δ。

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調査と事業の報告 : 6/22 博物館講座「菌類の秘密探検〜ベニバナイチヤクソウの不思議な生き方〜」
投稿日時: 2019-6-28 17:50:00 (237 ヒット)

帯広畜産大学で菌類を研究する橋本靖准教授を招いて、生態系を陰で支える「菌類(きのこ)」を学ぶ講座を開催しました。場所はベニバナイチヤクソウの群落がある中富良野森林公園(通称「北星山」)で野外観察し、座学は「なかまーる」(中富良野町の公共施設)で行いました。

まずはスライドを使って、菌類の生態・自然環境の中で果たす役割からベニバナイチヤクソウと菌類の関係に至るまで様々な菌類に関わるお話を聞きました。

おおまかにいうと、
(1)菌類(きのこ)って何?/菌類のすごさ 嵎解者としての役割」

(2)菌類のすごさ◆嵜∧と栄養を供給し合う共生関係を構築」

(3)菌類から栄養を奪ってしまう植物

といった内容でした。
※末尾にお話の概要を紹介しています。

昼食の後は、野外観察・採取・顕微鏡観察をしました。

雨が降る中ではありましたが、一部の樹木の実生やイチヤクソウ類を採取して持ち帰り、土を洗い落として根についている菌根を顕微鏡で観察しました。






↓トドマツの根についた菌根(子嚢菌とみられる)


↓ベニバナイチヤクソウの根についた菌根

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調査と事業の報告 : 講演会「植物たちの多様な生活史戦略」5/30(土)
投稿日時: 2015-5-31 1:50:00 (627 ヒット)

 北海道大学で植物の生活史研究をしている大原雅先生(大学院 地球環境科学院 教授)の講演&観察会を鳥沼公園で開催しました。

 春植物など落葉樹林の環境に適応した植物を、色々研究している大原先生の話は、鳥沼公園の自然にもっと親しむにはぴったり内容でした。会館で保全活動や教育活動の話も絡めながら、植物たちの興味深い生き方の話をしてもらい、その後野外に出て、実際の植物たちを観察しました。

生活史の話をしっかりしていただいたのは、
・開花まで10年以上をかける「オオバナノエンレイソウ」
・同じく長い時間をかけて開花し、開花した年にかれてしまう「オオウバユリ」
・性転換という驚くべきやり方で繁殖する「マムシグサ」
の3種類。

 他の草花と見分けがつかないような一年目の個体を見て、「本当は花の咲いたものより、こういう小さな若い個体がないと群落は維持されていかない」という話を、地道な研究結果もふまえて教えていただくなど、いろいろな学びを得る事ができました。↓オオウバユリ(右に行くほど若い個体)


※本講座は「鳥沼生きもの調査隊 H27年度企画 はくぶつかん展示をつくろう!」の関連講座として開催いたしました。

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調査と事業の報告 : 2/15(土) 冬の森の樹木しらべ(鳥沼・生きもの調査隊)を実施しました。
投稿日時: 2014-2-17 9:50:00 (100 ヒット)

 鳥沼公園で、樹木しらべ講座を開催しました。
 2班に分かれて、木の色々な特徴(とげ、たね、冬芽など葉がなくてもヒントがいっぱい!)から名前を調べたり、太さを調べたり。200本調べる事ができました。
 ひとまずの結果発表でわかったことは
・一番大きかったのは直径79cmのヤチダモ。
・多かったのは「ハンノキ」(約35%でトップ)、外来種の「ハリエンジュ」
 雪や風もなく、気温も低くなく、楽しく快調に調べていく事ができました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

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調査と事業の報告 : 鳥沼・生き物調査隊「H24年度冬事業・樹木調査」の報告
投稿日時: 2014-1-8 14:20:00 (503 ヒット)

 「鳥沼・生き物調査隊」で平成25年1月に行った樹木調査の調査結果をまとめた報告書を作成しました。ハンノキの大幅な減少など樹木相の大きな変化が見て取れます。

 以下のリンクからご覧ください。


 なお、樹木調査の参加者の方には郵送で同じものをお送りしています。

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調査と事業の報告 : 8/10 土の中の生き物観察(鳥沼・生き物調査隊)を開催しました
投稿日時: 2013-8-14 17:00:00 (883 ヒット)

 鳥沼公園の自然を様々な角度から調べる「鳥沼・生き物調査隊」。今回のテーマは「土壌動物」でした。

 シャベルやふるいを持って、外へ土を取りに出かけ、地面を走る虫を見つけたら採集。持って帰った土は「ツルグレン装置」にかけてもっと小さな虫たちを見つけ出し、顕微鏡で観察。そんなことをしながら普段見る事のないミクロの自然に親しみました。











 見つけた1mmくらいの生き物は顕微鏡を通してみると「モンスター」って感じです。
















 講師の齋藤先生によると、土の中の生き物が落ち葉などを分解してくれなかったら、森は落ち葉や動物の死骸だらけになってしまうだろう、とのこと。小さなこれらの生き物たちが大事な役割を持っていることを実感しました。

[つけたし]

 ツルグレン装置はこんな機械です。
 ロートに重ねたザルの中に土を入れ、上から電灯で照らします。照らされた土は上から乾いていくので、土壌生物は時間と共に下の方に逃げていきます。ロートの下には入れ物がセットされており、その中に生き物が集まる仕組みです。
 案外簡単に作れる(支える台はダンボールでもなんでもいいです)ので、夏休みの自由研究にいいかも?

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調査と事業の報告 : 8/8 みんなでアート2013を開催しました
投稿日時: 2013-8-9 9:20:00 (743 ヒット)

夏休み期間の小学生を対象に、アートに親しみ楽しむ体験講座「みんなでアート2013」をアートファーム南陽館(旧山部第二小学校)で開催しました。講師は、富良野地方で芸術活動を行っている洋画家矢田博次さん、彫刻家山谷圭司さん、洋画家盛本学史さん、陶芸家恒枝直豆さん、美術家山谷律子さんの5名。参加者は市内の小学1〜6年生、49名です。

今年は、段ボールを丸く切抜き、カラーテープやカラーペンでカラフルな彩色を施した「ダンボール・フリスビー」を作成しました。

午前中は製作作業、午後からは出来上がったオリジナルのフリスビーで距離や正確さを競う競技を行いました。子どもたちは自分で工夫して作った色とりどりのフリスビーで夢中になって楽しんでいました。大人も子どもたちには負けまいと改良を施したフリスビーで対抗し、暑さに負けず「熱く」戦かっていました。

夏休みの良き思い出を芸術の館・アートファーム南陽館で育むことができたのではないでしょうか。












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調査と事業の報告 : 7/26博物館・美術館めぐりを開催しました
投稿日時: 2013-8-1 20:00:00 (641 ヒット)

富良野市郷土研究会(会長 野島重克)との共催で、文化財保護の普及啓発を目的として、札幌市へ市民42名とともにバスツアー出かけてきました。例年開催しているこの事業。広報ふらので募集するとあっと言う間に満員御礼となる人気講座です。

今回は、北海道立近代美術館「シャガール展」、北海道大学総合博物館「巨大ワニと恐竜世界」、千歳鶴酒ミュージアムを見学してきました。シャガール展では、画家の生涯にわたるエネルギッシュな創作意欲に圧倒され、北大では全長12mに及ぶ巨大ワニの大きな頭骨に驚き、北海道の酒づくりの先駆けとなった千歳鶴では工場見学をして、今昔の酒造りについて学んできました。

3か所をめぐり、参加された方はかなり歩いたのでややお疲れになったかもしれません。来年度も企画しますので、ぜひともご参加を!


























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