富良野市生涯学習センター

ニュース
展示コーナー
富良野市の歴史と郷土芸能
森の教室
ナキウサギの鳴く里づくりプロジェクト協議会
発行物
RSS送信
« 1 (2) 3 »
調査と事業の報告 : 6/13 プロジェクト「O」第1回抜き取り(外来種防除事業)を実施しました。
投稿日時: 2020-7-5 5:50:00 (116 ヒット)

6月13日に外来植物オオハンゴンソウを抜き取る事業をサンエー会青年部共催で実施しました。

これまでの取り組みのおかげで腰の高さ程度の個体がほとんどになっています(6月時点)。今回はやや丈の高い個体が残る公園のトイレ付近と奥の石段付近など3か所で抜き取りを行いました。

作業指導は北海道教育大学旭川校の斎藤和範さんです(写真は作業前の説明)。


14名のサンエー会の方と5名の一般参加者にご参加いただき1時間半程度の活動をしたおかげで、今年も広い範囲で抜き取りを行うことができました。今年はコロナウイルス感染症の拡大を防止するため、サンエー会は本会は含めず青年部のみ、博物館事業でも年度初めに発行した行事リーフレット以外での周知は控えて、人数を減らし、マスクの着用や参加者同士の距離をとるなどの対策をとって実施しました。お知らせが届かず参加できなかった方にはお詫び申し上げます。明年には積極的に広報できる状況になり、お知らせが届けられることを願っております。





第2回の活動(博物館単独事業)は花の摘み取りとオオハンゴンソウ(ほか)を用いた草木染めで、8月24日(土)に実施予定です。ご興味のある方はどうぞご参加ください。

※昨年のようす

コメントする
調査と事業の報告 : 6/6 蝶の観察会を開催しました。
投稿日時: 2020-6-10 3:30:00 (116 ヒット)

2020年度富良野の自然に親しむ集いの第1回「虫取り名人と歩く蝶の観察会」を6月6日(土)、朝日が丘公園で実施しました。当初は5月30日(土)実施予定でしたが、新型コロナ感染症の影響を考慮し延期とし、当初の観察会に申し込みいただいた方のみに呼びかけての実施です。


2歳から小学校低学年までの子供たちが多い観察会となり、富良野の誇る「虫取り名人」永盛さんからチョウの採集、観察、飼育などのレクチャーを受けながら朝日が丘公園の山頂へ向かうコースなどを散策しました。


気温が上がらず、蝶の出はあまりよくはなかったのですが、序盤のヒーローはミヤマカラスアゲハでした。


富良野の自然に親しむ会の会員が持参した8mの捕中網。振り回すというよりは、高木の葉に潜む虫たちを採集するために使います。


明るく目立つ春植物の花の季節は終わり、楚々とした姿の初夏の林床植物がよく見られました。これはギンランです。


アブラナ科のヤマハタザオ。


サイハイランはまだつぼみでした。開花後に比べ、紫色が濃く感じます。


ギンリョウソウもあちこちで咲いていました。青みがかっためしべも色鮮やかです。


副会長の井口さんが途中からかけつけ、つぼみをふくらませたハクウンボクを観察しました。


まもなく白い雲が湧き出るように白い花がにぎやかに咲き、その後は落花が足元まで真っ白に彩ってくれるでしょう。


名前と違い、アゲハチョウの仲間だというヒメウスバシロチョウ。鱗粉が少なく、透き通るような美しい翅が特徴的です。この蝶を観察したところで、観察会はお開きとなりました。

今回は体調の確認やマスクの着用、動きの中で距離を保てないことはありつつも基本的には家族以外は2mの距離をとるといった対策を取って実施しました。また、参加者の連絡先を控えさせていただき、職員も含め万一の感染が確認された場合は参加者、保健所等と速やかに連絡を取り合えるよう備えています。
今後も新型コロナウイルス感染症の完全な収束は見込めない情勢ではありますが、当面はこのように、参加者の皆さんのご協力のもと、対策を取りながらできる限り事業を実施していきたいと思います。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

コメントする
調査と事業の報告 : 【展示案内】近隣の小学校の児童が博物館見学に来ています。
投稿日時: 2020-2-22 13:10:00 (142 ヒット)

2月の3週目は、近隣の小学校が毎日のように博物館見学に訪れました。
鳥沼小(3・4年生)・富良野小(3年生)・上富良野小(4年生)が来館し、3年生は昔の暮らし、4年生はアイヌの人々の暮らしについて学習しました。


昔の道具(戦後の歩みコーナー)


スライド学習(アイヌの人々の文化と暮らし)


ムックリという楽器

続き... | 残り1249バイト | コメントする
調査と事業の報告 : 10/31 出前講座「地球と地域の生物多様性」(動物取扱責任者研修会)
投稿日時: 2019-11-1 17:40:00 (193 ヒット)

富良野保健所で動物取扱責任者研修会が開催され、1コマを当館学芸員が受け持ち、約1時間講演しました。

依頼された講演テーマは「地球と地域の生物多様性」で、受講者は動物に関係する業者の方々でしたので、哺乳類・鳥類のホネを観察すると、種や分類群ごとのいろいろな形態の特徴がわかることを示し、生物の多様性やそれをもたらした進化の歴史を実感してもらいました。


当館の学芸員は動物学の専門家ではありませんが、博物館が地域の生物相の記録のために行う標本収集の一環でしている哺乳類・鳥類の骨格標本づくりの経験を基に、失敗談も交えながらお話しさせていただきました。


例えば、エゾタヌキとエゾシカの歯の形を見比べると、その食性の違いがわかります。


外来種のアライグマはエゾタヌキ以上に畑を荒らすイメージが強いですが、足指の形態を見るとその理由の一端がわかります。


お話を理解してもらう助けとするため、作成途中の骨格標本や剥製にもお供してもらいました。


◆動物取扱責任者研修会とは
動物の販売・保管・貸出し・訓練・展示・その他(競りあっせん、譲受飼養)の各業を営もうとする方は、「動物の愛護及び管理に関する法律」により、都道府県知事への登録し、動物取扱責任者を選任することが義務付けられております。その責任者は、年1回以上「動物取扱責任者研修会」を受講する必要があります。
くわしくは上川総合振興局のWebサイトをご覧ください。

コメントする
調査と事業の報告 : 10/5 秋の鳥沼・自然体感オリエンテーリング
投稿日時: 2019-10-8 14:10:00 (182 ヒット)

紅葉真っ盛りの鳥沼公園の秋を満喫する観察会を行いました。


公園内のあちこちに置かれた植物をあてるクイズや樹木の太さ計測といった課題をこなしながら、富良野盆地開拓以前の湿地の面影を残す公園の自然を知ってもらいました。太さから推定した樹木の年齢は数百年にもおよび、公園の歴史を感じることができました。
 
【オリエンテーリングのクイズに頭を悩ませる】

【箱罠に捕獲されていたエゾアカネズミ】

なお、このイベントは上川総合振興局の主催であり、北海道教育大学旭川校講師の斎藤和範さんと当館の学芸員を講師とするという企画だったことから、当館でも参加者を募って共同開催したものです。そのため旭川など地元以外から参加された方が多く、初めて見る鳥沼公園の自然を大いに楽しんでいただけたようでした。

【紅葉を映す鳥沼】

コメントする
調査と事業の報告 : 9/22 富良野の自然に親しむ集い 第5回「森のきのこに親しもう」
投稿日時: 2019-9-28 3:20:00 (142 ヒット)

元・東大演習林教員の盒彊衢困気鵑飽篤發靴討發蕕ぁ⇒諭垢聞葉樹・針葉樹が織りなし市内でも樹種の多様性が特に高い「ラベンダーの森」(島の下地区)の各エリアを散策してきのこを観察、採集しました。


カラマツの森でラクヨウ(ハナイグチ)が多いのはご存じの方も多いことと思います。このように林相に応じて出現するきのこが違うことから、木と共生する共生菌や、有機物を分解する腐朽菌の生態を実感しました。



後段では、拾ったきのこを広げて、名前や食毒・生態を復習しました。このとき広げたきのこは40種類以上、観察中に発見したきのこは少なく見積もっても70種類以上でした。それでも盒狭峪佞蓮20年ほど前と比較すると出現する菌類は激減しているといい、地域の自然環境が何か変化してしまっているようだと、懸念を示していました。



食毒や美味しい料理法などのレクチャーもあり、自然の豊かさを舌でも楽しむ観察会となりました。今年度のきのこ関係の行事はこれで終わりとなりますが、来年以降も「朝活!きのこ散歩」は継続的に実施する予定です。どうぞご参加ください。

コメントする
調査と事業の報告 : 9/21レトロ建築めぐり〜ふらの農業のレガシーを巡る〜
投稿日時: 2019-9-22 21:40:00 (475 ヒット)

富良野市の農業にまつわる遺産をバスで巡るツアーを9月21日に開催しました。見学したのは農家住宅や倉庫をはじめ、頭首工や排水溝、温水ため池などです。マイクロバス定員の22名の市民が参加しました。













富良野原野の開発が始まったのは明治30年のこと。殖民区画の設定にしたがって、開拓入植が始まります。しかし条件の悪い土地の開拓は困難を極めました。富良野市北部から中富良野町にかけて広がる泥炭地はその最たるもの。この不毛の泥炭地を耕地化しさらに水田にして入植者たちの収入を安定化しようと構想したのが、兜谷徳平でした。今回のツアーでは、現在も遺されている農業遺産、中央大排水溝や頭首工跡地などを巡りながら、現在の富良野盆地の農村景観がどのように出来上がったのか学ぶことを目的に、徳平の功績を中心に据えながら各地を巡りました。














まずは市街地の大正・昭和期の馬鈴薯倉庫を見学、その後兜谷徳平が排水路事業の実現のため、道庁長官を説得・案内した長官山(清水山)から富良野盆地を眺望。中富良野町の農家住宅の外観を眺めながら、明治・大正・昭和初期の農家住宅の間取りの一般的な移り変わりを解説、大正8年に掘削・竣工した中央大排水溝、5線北9号のヌッカクシ富良野川とデポツナイ川合流部を見学しました。その後、富良野土地改良区の職員さんに特別にご案内いただいて、空知川頭首工を見学、その構造や役割と歴史を学びました。さらに山部地域の用水路や温水ため池を見学、最後に中五区にある札幌農学校第八農場の成墾記念碑(市指定文化財)と天満宮を見学してツアーを終了しました。身近にはあるけれども、行ったことも見たこともない、ふらの農業のあゆみにまつわる数々の遺産を見学・学習することができました。














来年は鉄道や交通・輸送にまつわる遺産を巡る予定です。

コメントする
調査と事業の報告 : 8/31 博物館講座「菌類の秘密探検〜きのこと菌根菌の観察会」
投稿日時: 2019-9-15 4:10:00 (127 ヒット)

きのこ観察会を鳥沼公園で行いました。ただのきのこを見て回るだけではなく、きのこの生態や自然を支える役割を講義で学び、それをもとにきのこやきのこが生育する森を観察するプログラムです。

午前中は帯広畜産大学の橋本靖准教授から、菌根菌というタイプのきのこが樹木が栄養を吸収する手助けをして、広大な森が成立させていることなど、普段意識することのないきのこの働きを教わりました。


あくまでイメージですが、きのこと樹木はこの模型のように根と菌糸でつながり、互いに栄養を供給しあっています。画像をクリックして、根周辺のようすを観察してみてください(この画像のみクリックするとより高解像度の画像が見られます)。


午後は、東大演習林の井口和信さんを中心に、公園内のきのこを探して回りながら、鳥沼の森もきのこが支えてくれていることを実感しました。




今回、座学の会場とした鳥沼会館のホールは参加者であふれるほどで、秋も近づききのこに対する関心が高さまっていることがうかがえました。



【特別展「森を支えるきのこ」】のお知らせ

この講座は富良野市博物館特別展「森を支えるきのこ」の関連講座です。特別展では講座と同じくきのこが自然を支える役割が主なテーマ、本物そっくりのきのこ模型(200個以上!)や多数の乾燥標本と生態写真を用いて視覚的にわかりやすくお伝えしています。
きのこっていったい何者?とという思ったことがある方は少なからずいると思いますが解説パネルを読んで学んでみてはいかがでしょうか。


こちらはきのこの本体である菌糸が土の中で発達したものを実際にさわることができるコーナーです。


さらに、記念品のきのこカードも配布しています。クイズに正解するともらえますので、ぜひチャレンジしてみてください。


富良野での開催は9月22日までですので、ご興味のある方はぜひお早めにご来場ください。
こちらの記事も参照ください。 → 第37回 特別展「森を支えるきのこ」

コメントする
調査と事業の報告 : 8/23 プロジェクト「O」〜外来種で草木染め〜
投稿日時: 2019-9-14 15:50:00 (310 ヒット)

鳥沼公園で分布を広げ、自然景観をどんどん変えてしまっている外来植物オオハンゴンソウを減らし、現生の自然を守ろうという取り組みです。


6月の活動では草全体を根っこから引き抜きましたが、今回は実をつける前のお花(やそのまわり)だけを摘み取って「オオハンゴンソウの元気をなくさせてやろう」という、効率のいい(オオハンゴンソウは意地悪!と思っているかも・・・)活動です。


ほとんどやんではいましたが、草についた雨露に少し濡れながらも頑張りました。途中、晩夏の鳥沼を彩る草花も観察しました。花は生き方(繁殖の仕方など)に応じて大きさも色も形も様々です。


  
ヒヨドリバナ・キツリフネ・ツルニンジンなどが見られました。



その後、室内でオオハンゴンソウを材料にした草木染をしました。日頃あまり草木染めに使われないオオハンゴンソウなので、講師の小林静子さんはかなり試行錯誤をしてよい色が出るよう工夫して講座に臨んでくれました。


そのおかげもあり、参加者は明るい黄色の手ぬぐいや(ミョウバン媒染)、濃色の手ぬぐい(鉄媒染)を手に笑顔を見せてくれました。


今回の講座は、草花観察や草木染めといったお楽しみの要素も加えて実施しました。参加者の皆さんも気張らず楽しみながら、同時に地域の大切な自然を守ろうという気持ちで取り組んでくださったようでした。いったん入りこんでしまった外来種は一気に根絶するというより、毎年少しずつでも抜いたり摘んだりして「付き合っていく」ことが大事です。これからも市内や近所の方が、「たまには・・・」という気持ちで手を貸していただるよう、富良野市博物館も講座を行ったり啓発活動を行っていきます。
※講座の実施にあたっては環境省に確認していただいています。

【ふらの環境展2019】のお知らせ
 ■日時:9月21日 10時〜16時が
 ■場所:「たまりーば」(ふらのマルシェ2内)

当館も事例発表(13時〜13時半頃)とブース出展(終日)で、オオハンゴンソウの防除活動を紹介します。また、小林講師も同じブースで捨ててしまうビニールゴミやトウモロコシの皮を使った織物づくりの体験を指導します。
この会場では終日フリーマーケットや様々な体験ブースを訪問でき、高校生の研究発表、保育所の先生方の読み聞かせなども行われますので、是非ご来場ください。


コメントする
調査と事業の報告 : 7/13 博物館講座 土の中の小さな生きもの観察会
投稿日時: 2019-7-16 7:40:00 (162 ヒット)

名寄東中学校の寺口翔馬先生と元富良野高校理科教諭の永盛俊之さんを講師に鳥沼公園で講座を行いました。
※寺口先生は昨年まで北海道教育大学旭川校に在籍しており、卒業論文で富良野市立樹海中学校を対象とした森林学習プログラム(土壌動物しらべ)の指導者を担当しましたが、今回はその内容を一般の方にお伝えする機会として実施しました。

小雨の降る中、まずは外に出て公園内の「ハンノキの林」で自然散策をしつつ、乾いた草はらと湿地林の2か所で土壌を採取しました。

落ち葉の層をとってから、その下の腐葉層をシャベルで掘り取ります。

それらを持ち帰り、室内でふるいにかけながら、目を凝らして動くいきものを見つけてはシャーレに投入します。

ピンセットでも取り切れないようなとても小さな土壌動物はツルグレン装置で捕まえます。これは、電灯で土壌を乾燥させ、逃げ出したところをフラスコで受け止める土壌動物の採取法です。



昼休憩を取った後はこれらの生き物の分類作業です。検索シートを見て目レベル程度まで分けていきます。慣れるとかなり自分たちで判断することができますが、わからないときは講師を呼んで教えてもらいました。

トビムシ

ヒメフナムシ

陸貝

ダニ(ツルグレン装置)

ワラジムシ(抱卵中!)


採集した二つの場所(乾いた草はらと湿地林)では共通するものも多かったですが、異なる生物も少なくありませんでした。例えば乾いた草はらでは自然度の低い環境に多いヒメミミズが多かったり、カメムシなど昆虫の種類が多めでした。一方、より富良野盆地の開拓以前の姿の様相を残している湿地林では巻貝やヒメフナムシなどが見られました。


土壌動物は、動植物の遺体が分解され土壌を生成するプロセスにおいて重要な役割を担う存在です。今回はちょっと変わった切り口の講座でしたが、生態系を陰で支える土壌動物を知っていただき、改めて自然に親しむ機会としていただけたのではないかと思います。
また、今回の調査記録は標本と共に博物館に保管し富良野地域の自然史資料として保存されます。

【お知らせ】
富良野市博物館では8月3日(土)より

第37回特別展「森を支えるきのこ」
を開催します。土壌動物が機械的に細かくした落ち葉などの有機物を化学的に分解し、樹木や草花の生育する栄養分を供給する役割を担うのが菌類(きのこ)であり、こちらも大変重要な生態系の構成者です。そんな菌類の世界にどっぷり浸かる展示内容となっています。ぜひご覧ください。

コメントする
« 1 (2) 3 »