樹海小学校の先生から、5年生の理科の学習で観察する近所の川を教えてほしいとの依頼があり、場所を選定した上で学習日も同行して勉強させてもらいました。
老節布川(西達布川に合流する直前):比較的直線的な河川といっても護岸がなく浸食や堆積などの作用を目の当たりにできるような河川はそうそうありませんし、移動距離や安全面を考えると教科書に載っているようなわかりやすい河川を観察することはできません。今回は西達布川が老節布川に合流する地点付近を訪ねました。
西達布川・右奥に老節布川との合流点:カーブを描いている河川先生は川を覗き込みながら流れの速い部分遅い部分に注目させて、深さやカーブなどの川の地形に気づかせたり、「なぜあの部分はコンクリートで護岸されているのかな」と切り口を与えて授業を進めます。土の山に水を流して地形が形成される実験などで事前に学習していた児童たちは、現場で様々な発見をして学習を深めていきました。
今回は先生の指導方針にそって求められた要素を提供する形の学習でした。指導方針の理解や、特に「対子供たち」の面で的確な先生方の指導に学ばされることがたくさんあります。こういった形での学習も増えていくといいなと思いますので、お気軽にお問い合わせください。
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