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    調査・研究・資料収集/調査協力・資料提供
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    博物館活動 : イマイカツミ✖️富良野市博物館「ふらの百景」連載スタート
    投稿日時: 2023-9-5 21:30:00 (210 ヒット)

    8月23日から北海道新聞富良野版にて、イマイカツミ✖️富良野市博物館「ふらの百景」がスタートし、第5話(第五景)まで連続して掲載されました。

    美麗、豪華だけでない暮らしに密着した身近な景色や歴史遺産、自然遺産、景勝地、祭りなどなど、歴史と文化が刻まれた風景を水彩画家のイマイカツミが描き、当館学芸員や富良野市ならではの景色に愛着を寄せる市民が歴史的な経緯や対象のストーリーを紐解いて紹介、「まちのお宝」を月2回のペースで描画し語ります。

    北海道新聞をご購読の方は、北海道新聞デジタルでもログインしてお読みいただけます。

    第1話(第一景)のアドレスはこちら↓
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/896579/
    長丁場の連載になりますが、ぜひお付き合いください。

    連載やホームページ、SNSをご覧の皆さんが想いを寄せる「あなたの百景」を募集しています。こちらのQRコードを読み込んで、アンケートに記載ください。ご応募をお待ちしております。


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    博物館活動 : 9/3 ヒグマ骨格標本づくり(富良野高校科学部&OB・OG)
    投稿日時: 2023-9-4 2:30:00 (238 ヒット)

    富良野高校科学部のOBで、現在福山大学で動物進化などに関する学問を修めている川辺透也さんが、8月下旬から毎日のように来館してヒグマの骨格標本づくりに励んでいます。このヒグマは2020年度富良野市博物館特別展「富良野盆地の動物たち」の準備で様々な骨格標本を制作していたころ、解体したものです。

    そして9月3日には川辺さんの提案で現役部員やOGが集まり、博物館の作業部屋で制作作業をすることになりました。


    大部分の部位は解体が終わっていて洗浄などをすれば接合できる状態ですが、四肢の掌の部位のみ肉がついた状態だったので、それらをばらばらにしていく作業を行いました(左から一人目:川辺さん)。


    通りがかった来館者の方には少々においをかがせてしまったかも・・・。


    まずは消毒を兼ねて煮沸した後、四肢それぞれの指ごとに分離。


    さらに一つ一つの骨に分けて肉をよくそいでいきます。


    質の良いメスを持参し、研いでくれる頼もしき現役部員。


    椎骨の接合も時々すすめます。どんな風に立てようかな?


    その後はキッチンハイターで短時間処理した後、入れ歯洗浄剤に漬け置き。

    この後、川辺さんは9月上旬まで作業してくれます。作業に区切り(完成させるのは厳しいかな?)がついたらまたお知らせしますので、お楽しみに!

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    博物館活動 : 蒸気機関車塗装による飛散防止のための駐車場閉鎖について
    投稿日時: 2023-7-6 12:46:02 (113 ヒット)

    蒸気機関車の塗装作業による飛散防止のため、次の期間、この区域の駐車場を閉鎖させていただきます。富良野市複合庁舎庁舎ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけ致します。

    閉鎖予定期間:令和5年7月10日〜7月31日

    富良野市生涯学習センター所長

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    博物館活動 : 蒸気機関車D51954フラヌイ号塗装作業のお知らせ
    投稿日時: 2023-6-28 9:50:00 (242 ヒット)

    1975年に旧国鉄から無償貸与を受けて、旧文化会館横に静態展示している蒸気機関車D51954(1943年製造)の塗装作業を公益財団法人太陽財団様の助成を受けて、16年ぶりに実施します。8月末まで足場やネット等でしばらく姿が見られなくなります。蒸気機関車を観覧の方にはご迷惑おかけしますが、塗装で迫力ある雄姿が復活することをぜひご期待ください。

    予定期間:2023年7月1日〜8月28日
    委 託 元:富良野市生涯学習センター
    受託業者:有限会社 佐々木塗装
    そ の 他:飛散による汚れ防止のため、作業内容に応じて一定の期間、蒸気機関車前の市役所駐車場を閉鎖させていただきます。作業内容は天候に左右されますので、駐車場の閉鎖期間については、あらためて本ホームページ等でご案内いたします。



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    博物館活動 : アズマヒキガエルの目撃情報を探しています。
    投稿日時: 2023-6-1 0:00:00 (397 ヒット)

     アズマヒキガエルはもともと北海道に生息していない国内外来種であり、近年道内各地で見られるようになりました。侵入すると周辺の自然環境を改変してしまう恐れがあります。富良野地域には旭川方面から南下してきた個体が入りつつあり、上富良野町、中富良野町ではすでに確認されていることから、富良野市内にもすでに入りこんでいる可能性があります。
     情報を集め生息地域を把握し、今後の対策に活用していきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。


    アズマヒキガエル
    (函館山の個体 ※提供:斎藤和範さん)

    【アズマヒキガエルの特徴】※北海道生活環境部自然環境課ウェブサイトより抜粋
    1、成体の体長
     43-162mm(在来種エゾアカガエル<46-72mm>よりもかなり大きい)
    ※北海道に生息する在来のカエル類は他にアマガエル<約40mm>がある。
    2,生息環境
     平地から山林の森林、開けた農地
    3,習性など
     成体は動きが遅く、跳ねて移動することはまれ。オスは黄褐色、メスは赤褐色で、繁殖期のオスは黄色みが強い。
    4,繁殖期など
     4月末~5月/産卵場所となる池や湿地、排水溝などの水たまりに移動し、集団でひも状の卵の塊を産む。繁殖期のみ「クックッ・・・」と小さい声で鳴く。

    連絡先
    ◆電話:0167(42)2407
    ◆メールアドレス:shogai-center@city.furano.hokkaido.jp

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    博物館活動 : 10月〜11月 市内歴史的建造物の詳細調査を行いました
    投稿日時: 2022-11-25 18:43:39 (319 ヒット)

    市街地本町にある渡部医院(旧渡部病院)の病院建築と若松町の島田家住宅の詳細調査を先月末からギュッと集中的に実施しています。

    10月25日(火)には文化庁の清永調査官が来富され、この2件を実見。種々のアドバイスとご指導を頂戴し、いずれも評価いただきました。特に島田家住宅内部の設えが高く評価された印象でした。



    また29日(土)には北海道建築士会富良野支部の会合にお招きいただき、2013年の調査以降に得られた新しい情報も加味しながら、あらためて主要な建物を紹介するとともに、本市の歴史的建造物の今後のあり方について、お話をさせてもらいました。



    お話の後、富良野支部会員の皆さんと一緒に、渡部医院と島田家住宅建物周辺の実測調査を実施しました。追加で11月9日(水)にも事務局と実測を行い、今後事図面を作成していただけることになっています。図面の仕上がりが楽しみです!



    11月2日(水)島田家を訪問。古写真と図面を見ながら、先代当主のご経歴や建物にまつわるなつかしい昔話などをお話をご家族から伺うことができました。伺った数々のお話は、写真や図などと一緒に資料としてまとめ、博物館のデータとして記録保存しておきます。

    11月17日(木)〜18日(金)には小林孝二さん(元北海道博物館学芸員、NPOれきけん)をお招きし、この2件の主に内部をあらためてじっくり実見・調査し、ご指導いただきました。小林先生は、2011〜2013年に実施した富良野市歴史的建造物調査事業の指導・監修をされ、当時は調査の基礎基本から指導をしてもらい、その後もアドバイスを受けています。

    小林先生の所見として、洋風の病院建築である渡部医院は外観の保存状態がよく、やはり市中心部の象徴的建物であること、また島田家住宅はオーソドックスな書院造風の和風住宅が道産材で建築されており、さらには内装や調度品の多くにオリジナルが残っている点を強調、再評価いただきました。指導いただいた点は整理して、建物のあゆみや特徴を記した文章にまとめ、あらためて公開の予定です。また小林先生には現在調査中の旧山部中学校校長住宅、旧麓郷第二発電所などもご案内し、ご助言を頂戴しました。



    何度も訪問してお話を伺い、調査にご協力をいただいた所有者の渡部先生とご家族・病院関係者の方々、島田家の皆さんにあらためて感謝を申し上げます。

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    博物館活動 : 沢コースの鐘設置
    投稿日時: 2022-10-31 7:00:00 (123 ヒット)

    博物館ボランティアの小笠原さんと太陽の里の沢コースで、落ちてしまっていたクマよけの鐘を新たにつける作業をしました。

    どうして最初に枝をぼきぼき折っているのかと思ったら


    鐘を下げる棒を固定するひもと幹の間に挟み込むことで、木が成長して太くなった時、ひもが木を痛めないですむんだそうです。


    右のエゾマツと左のトドマツの間に


    横木をわたします。


    いよいよ鐘を取りつけ


    調整して


    完成!


    沢コースの散策は落枝・道の崩れ・ヒグマなどの安全対策が必須ですが、通りがかったときはぜひ鳴らしてみてください。

    落葉が進み、ちょっと寂しげな森の雰囲気になっていますが、足元には柄がずいぶん立派なキツネノチャブクロがあったり、ほんのり甘いフッキソウの実がなっています。




    温水ため池の水も抜かれていました。いよいよ冬がはじまりますね。

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    博物館活動 : 鳥沼公園のハンノキ学習(ふらの・ものがたり文化の会)と同会の演劇「鹿おどりの始まり」上演のお知らせ
    投稿日時: 2022-3-19 12:00:00 (507 ヒット)

     博物館にこんな案内状が届きました。


     3月25日にふらの・ものがたり文化の会が上演する演劇「鹿(しし)おどりの始まり」です(上富良野公民館大ホールにて)。

     このお誘いが届いたきっかけは、昨年(2021年)11月に会員の方々に鳥沼公園のハンノキの林を案内したことでした。宮沢賢治が著した「鹿おどりの始まり」のストーリーではハンノキが象徴的に登場します。そのため、劇中でより気持ちを込めて演技するためにハンノキそのもののことや、なぜ富良野市博物館がハンノキを大切にしているかを理解したいと思ったのだそうです。


     秋口に倒れたハンノキの大径木、そしてその後にできた裸地に植えたハンノキの実生をを見せながら(ハンノキを植樹した10月16日の講座の様子)、「湿地林」という、富良野盆地の原風景の構成種のハンノキがかけがえのない樹木であることをお話ししました。

     
    (参考画像・別日に撮影)

     話を聞いた後、皆さんは劇中で鹿がハンノキを讃える歌を歌ってくれました。
     「はんの木(ぎ)の
      みどりみじんの葉の向(もご)さ
      じゃらんじゃららんの
      お日さん懸(か)がる。」
     「お日さんを
      せながさしょえば はんの木(ぎ)も
      くだげで光る
      鉄のかんがみ。」(5番まで続きます)

     食べ物を得た鹿たちが、太陽や自然に感謝する気持ちから、誰言うともなく歌い踊りはじめた・・・というシーンです。なお、この歌はドラマ『北の国から』でも登場しました。鳥沼公園のハンノキ林は近年明らかに衰退しつつあります。でも、こんな風に自然を大切に思う気持ちが共有されていけば、これからもなんとか維持できるかも…と、学芸員も元気をもらいました。
     25日の演劇、お時間がある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?13:30からはじまります!

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    博物館活動 : 寄贈資料「東山遺跡の石斧」
    投稿日時: 2022-2-28 11:00:00 (262 ヒット)

     考古資料一点を新たに展示しました。一階のテーマ2「富良野のあけぼの」の旧石器時代の資料が入っているガラスケースの「打製片刃石斧」です。

     

     富良野市で発掘された考古資料の大部分は縄文時代のもので、それより古い先土器時代(旧石器時代)やそれより後の擦文時代のものは少なく、アイヌ文化期の資料はまったく見つかっていません(近代に富良野で暮らしたアイヌの人々のものは除く)。
     この石斧は先土器時代のもので東山遺跡で発掘されました。1987年発行の発掘報告書「東麓郷1・2遺跡」に記録されています(報告書には表題以外の遺跡の発掘資料も記録されています)。発掘報告書は展示室1階の本棚(農機具などのコーナー)で閲覧できます。どうぞ手に取ってご覧ください。

     

     

     発掘調査後、持ち主の方が大切に保管していましたが、その後ご子息が当館と交流する中で、寄贈してくださいました。こういった資料は持ち主の世代交代と共に失われてしまうことがあるため、今回のように世に出していただけたのはともてうれしいことです。

     

     黒曜石片など他の資料(おそらく東山遺跡で発掘)も合わせて寄贈いただきました。

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    博物館活動 : 鳥沼公園で実施している自然環境調査
    投稿日時: 2022-2-1 0:00:00 (156 ヒット)

     鳥沼公園は富良野盆地内では希少なハンノキが優占する湿地林で、開拓以前の原風景を残す貴重な自然環境です。当館では、環境保全のための情報収集を目的として、以下の定期的または単発の自然環境調査を行っています。
     この記事ではそれらの調査の調査方法や場所、一部の調査結果を紹介します。

    ◆定点撮影(大まかな林相の把握)
    14か所(うち2か所は林冠)の地点で撮影(撮影地点は以下の通り)。


    ⇒ 定点撮影&地下水位調査の直近の調査結果

    ◆地下水位測定
    3か所(全て「ハンノキの林」内)に測定管を設置し、年間約20回計測(測定の仕方と測定地点は以下の通り)。


    測定方法・器具     調査地点


    過去の測定記録(「富良野市博物館報告 第2号」より抜粋)


    2018年度前半    2018年度後半


    2019年度前半    2019年度後半


    ◆林相調査(毎木調査)
    2012年ー2014年自然調査ワークショップ「鳥沼生き物調査隊」で実施

    調査結果概要(自然観察ガイドブック「富良野の自然に親しむ 鳥沼公園をめぐる」より抜粋)


     その他にフェノロジー、地表性哺乳類、春植物、底生生物、土壌動物(以上、自然調査ワークショップの一環として実施)、ヘイケボタルの出現数などの調査を実施しています。

    【保全の取り組みが必要と考えられる課題】
    ・地下水位の減少による乾燥化とそれにともなう生物相の変化(林相の変化・ヘイケボタルの減少など)
    ・散策路の拡大による樹木の減少
    ・枯損木(安全性に問題のないもの)の撤去による野鳥・昆虫・菌類などの生息場所の減少
    ・オオハンゴンソウ、ニセアカシア、アズマヒキガエルといった外来種の侵入

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