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    歴史と郷土芸能 : 2 先史時代の富良野
    投稿日時: 2006-1-12 12:50:00 (3136 ヒット)

     富良野市内の先史時代の遺跡は、現在までに127か所が確認されています。最古の遺跡は約12,000年前の東麓郷1・2遺跡で、後期旧石器時代終末期の石器群が出土しています。同時代の北海道内の遺跡では類例の少ない土器片が発見されており、旧石器時代終末期から縄文文化の出現を考究する上で注目されています。旧石器時代の遺跡は麓郷・布礼別・富丘等の標高が400mを越える地点に分布しています。
     縄文時代の遺跡は河岸段丘や扇状地、湧水地の周辺に数多く立地しています。その中でも無頭川遺跡や鳥沼遺跡は規模の大きな遺跡で、発掘調査の結果、竪穴住居址や墳墓などの遺構とともに夥しい量の土器・石器などが出土しています。無頭川遺跡では500基以上の墳墓が確認されており、墓の中から石鏃、石斧、コハク製の平玉などの副葬品が発見されています。

    東麓郷1遺跡出土の遺物群
     













    無頭川遺跡出土の土器群







    無頭川遺跡出土の琥珀製平玉







     縄文時代の遺跡が数多く確認されている一方で、続縄文時代前半以降の遺跡は僅少です。これに後続する擦文時代の遺跡も極めて少なく、アイヌ文化期の遺跡は今のところ見つかっていません。

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