(19)二重マント ポルトガル人により伝来。色は黒・紺で、とても生地が厚く重たいです。半円形のマントを和服用に改良したもので、マントの下に袖はなく、和服の袖が邪魔にならずに実用性が高かったものらしいです。
現代の「軽くて暖かい」衣料とは違い、とても重く、固く、肩こりをしそうな品物ですが、きっと高価で1枚を大事に使用していたんだと思いながら登録しました。二重マントのほかに、トンビ、インバネスコートなどとも呼ばれていたそうです。
生活401「二重マント」
※この記事はクマゲラ通信12月号に掲載しました。