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    展示会 : 特別展「富良野盆地の動物たち」展示開始のお知らせ
    投稿日時: 2020-7-5 5:50:00 (2058 ヒット)

    第39回特別展「富良野盆地の動物たち〜からだのしくみにせまる〜」が7月4日(土)からスタートしています。




    冒頭のイメージ展示では、今回送っていただいた加工するにはもったいないほどの写真たちの一部をそのまま使わせていただきました。目に触れないだけで、テレビの中や動物園にも劣らないこんな世界が動物たちの世界が近所に広がっているんですね。


    さっそく来てくれたお客さんたち。家族の投稿した写真を見に来てくれた方もいらっしゃいました。


    前の写真で左の女性が右手を不思議な形に曲げていました。これは展示を見て鳥の手の構造(薬指と小指が退化して、残りの指の骨もゆ合している)を真似しているところです。


    その右手の親子が見てくれているのは、動物の身体の仕組みになり切るコーナーです。ぜひ試して、よければ背景や剥製たちと一緒に写真を撮ってみてください。※田中さんと学芸員の泉が必死にモデルポーズをしている写真がそえられています。


    生体展示もあります。骨格標本と見比べてみてください。ウズラに対応させているのはヒメウズラです。なお、アオダイショウは展示開始前日に田中さんが自宅わきで見つけて「捕まえてきた」ものです。実は、田中さんは鳥類・ほ乳類以上に爬虫類や両生類に詳しいです。




    どうぶつの折り紙やお絵かき(5回折るだけでできます)のコーナーもあります。まだ折り紙をはる台紙が寂しいので、ぜひぜひ折ってはりつけていってください。


    このネコの骨格標本はあえて立てず、くつろいだ姿勢にしました。田中さんによると「やはりペットの印象の強いネコを標本化するのはどこか抵抗があり、少しでも安らいだ姿勢にしてみようと思った」とのこと。モデルのネコの体制とよく似せているので、彼らの体の仕組みがよく理解できる展示となっています。


    鳥のはく製と骨格標本のコーナーです(写真に写っていない右手のガラスケースには小型の鳥類骨格標本があります)。写真右上の骨格標本はトビです。各剥製のわきには、その剥製を作ったときの苦労話や剥製ごとの特徴を制作者の田中さんが楽しく語ったパネルがおいてあります。


    動物は、体の仕組みだけでなく、生態(食事や子育てなどの生活スタイル)を学ぶのもとても面白いものです。豊富な写真を生かして、生態を紹介するパネルも4点展示されています。



    展示室は「おさわり禁止」のものが多めですが、毛皮やホネなど触って楽しむことができるものもいくつもあります。写真はホネをさわったり、パズルのように生きている姿を想像して並び替えたりするコーナーです。エゾシカ、キタキツネ、アライグマの3種があるのでぜひチャレンジしてみてください。




    生態写真・動物の身体の仕組み解説資料・手作りの骨格標本など、内容豊かな展示になっています。

    動物の生態写真公募に応じてくれた皆様や映像、動物標本などの資料を提供してくださった諸機関の皆さん、そして献身的に標本制作を行ってくれた中富良野町地域おこし協力隊の田中信哉さんのおかげで今回の展示を開催することができました。関わっていただいたすべての皆さま、まことにありがとうございました。


     
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