博物館講座
オオハンゴンソウを減らそう
〜地域の自然のためにできること〜
■日時 6月9日(土) 14:00〜15:30 集合:鳥沼公園駐車場
■持ち物等 よごれてもいい服装 長靴
■参加料 無料
■申込み 生涯学習センター(0167−42−2407)まで電話でお申し込みください。
★鳥沼公園は富良野市博物館でも毎年何度も自然観察会を開いている、自然豊かな公園ですが、最近では外来植物の侵入や湿地の乾燥化などによって「富良野盆地の原風景」とも呼ばれる開拓以前の自然環境がずいぶん変わってきています。
★この講座は、日ごろ楽しませてくれる鳥沼公園がこれからも姿を残せるよう、北米原産の外来植物オオハンゴンソウを抜き取る活動です。
★でも、植物は太古から分布を広げながら暮らしてきました。「なぜこの花を目の敵のように抜くの?」なんて疑問がわいてきませんか。外来種問題の根幹も一緒に考えてみたいと思います。また、「出ベソ」といわれる不思議な形のつぼみや花から、オオハンゴンソウの生態の不思議に迫ったり、バイケイソウやサイハイランなどこの時期開花する草花も観察してみましょう。
なお、6月6日にも市内の建設関係の企業の集まりである「サンエー会」の皆さんにご協力いただき、外来種対策による地域の自然の保護活動を各地で実施している北海道教育大学旭川校の斎藤和範さんを講師にオオハンゴンソウの抜き取りを実施します。
【繁茂状況】
◆2008年8月(9年前・防除活動開始以前)
◆昨年8月
抜きとりやつみとりの効果がはっきり見てとれます。
しかし、一部の場所には開花個体がまとまって生えているほか、小さく目立たないものは多く生えています。今後も防除活動を続けていくことが、公園の景観を維持していくために必要です。